渡哲也と梶芽衣子の季節

 『REMEMBER』*1を手がけてた高護さんが編集人となって創刊した雑誌。「日本の映画とロックと歌謡曲」というキャッチです。1990円。

◎『Hotwax』vol.1,ウルトラ・ヴァイヴISBN:4401751000

 映画ネタだけだと専門の類書(の特に書籍)にはかなわないんじゃないかと思いますが、音楽とテーマミックスさせてるところがポイントでしょうか(版元としては音楽の方が本業の模様)。
 特集Iの<日活ニューアクション>のレビューを読んでたら、どれもこれも無性に観たくなってきちゃいました(このあたり、思った以上に見逃がしてる)。私、東映の中でも『仁義の墓場』や『さそり』シリーズが好きだったりするので、源流を押さえとかなくちゃいけませんね。
 小澤啓一監督、長谷部安春監督のインタビューがあって、これは非常に貴重。梶芽衣子が巻頭特集(!!)になるという次号(5月25日発売)にも大きく期待です。

 余談ながら、『感染』の佐藤浩市に何とはなしに抱いてた既視感の正体は、どうやら『忠臣蔵外伝 四谷怪談』らしいと判明。伊右衛門、ですね。双方の関係は一考に値しそうではあります。『Hotwax』の特集Ⅲ<深作欣二の時代劇>を読んでて、気づいたしだい。

*1:私は『よいこの歌謡曲』は買ってましたが、こちらはあまり見たことがありません。