2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『シベ超』。未見なのだが、やはり観るべきか…。

◎『ホラー・エクスプレス / ゾンビ特急"地獄"行』監督:ユージニオ・マーティン(1973年・スペイン&英国) 「ミイラとゾンビと悪魔と宇宙人が交錯する狂乱の展開を、クリストファー・リーとピーター・カッシングが懸命に支える、ゴシック・ホラーの限界点に…

オダギリ009、仲間003で『サイボーグ〜』を、とか。

(余計なイントロ) レイトショー(1300円)なので、観客の数はかなり少ない(にしても少なくないか?)。終映は21時50分。エンドロールがほぼ終わっても、誰も席を立とうとしない。私も立てなかった。感動のあまり…ではない。どうも脱力してしまったようなの…

“爆発”表現…も手付けなのか。物理シミュレーションなのか。

CGによる「爆裂人間(過去LOGはここ)」。にして、オスカー受賞作──。 ところどころで紹介記事を見かけていたにもかかわらず、きちんと読んでいなかった。クリス・ランドレス監督による“アニメイテッド・ドキュメンタリー”という趣向の短編映画『ライアン』…

“「騙し」と承知しつつ「これが地面だ」と思わせるような表現を、まずは重ねていくしかない”

◎『サブカル「真」論」』編:宮台真司,発行:ウェイツ 「社会の矛盾や抑圧が解除されて幸せになり、矛盾や抑圧の生々しい記憶を持つ人が少なくなると、皮肉なことに『いいお話』をつくれる人がいなくなり、それこそ記号的な『萌え』要素の集積と戯れるような…

人気漫画の実写化とキャラクターの審級

(柳下穀一郎さんによる朝日新聞夕刊『頭文字D』評が興味深かった) ◎『タッチ』監督:犬童一心(2005年・日本) 肌に合わなかった。液晶テレビで観る高校野球は、なんともフラットネスで、なんともローエネルギー。それが映画本体にまで伝播してるような感…

小学生の時に手にした『床屋医者パレ』を思い出した

◎『大統領の理髪師』監督:イム・チャンサン(2004年・韓国) まず志を買う。楽しめた。ただコメディとサスペンスを描く際の緩急や、日常の機微と時代の暗黒を反転させる際の鮮やかさが、あと少し欲しいように思った。例えば、主人公(ソン・ガンホ)をリクル…

透視(幻視)者たちの卑近なウォーズ

◎『レイクサイドマーダーケース』監督:青山真治(2004年・日本) (ネタばれがあります。鑑賞後にどうぞ) 「大人のおこした戦争に、お前たち子供の力を最後まで頼りにした…」とはさすがに言わなかったが、同じ東宝+亀山P(CX)&役所広司、という布陣。未…

ファミコン・モードの作劇プログラミング

精神的に中学生から成長してないような大学生たち(=SF研メンバー)のふざけっぷり・無邪気っぷり(演技)が、あまりにも見事で。幼児性万歳、という感じ。聖典『ビューティフル・ドリーマー』の味わいを、うまく再現してる。 言ってみれば演劇的なハイテン…

“立喰”だからこその「割り箸(アニメ)」か

『立喰師列伝』関連のレポートなどを、知ることのできる範囲で整理した。現段階では言葉が先行し、映像そのものは明らかにされていない。『ミニパト』から推し量るだけだと(ビジュアルに)期待感を持ってよいのか迷うかもしれないが、この路線にかなりのポ…

仕事に追われ『オペレッタ狸御殿』を観逃した…

(STORY) 定年を迎え、赴任地の香港から日本に向かった父の突然の失踪。恋人の新聞記者の力を借り、その行方を追う娘と、見守る妻。手がかりを握る男は心中事件に巻き込まれ、目前で屍となる。 やがて父は、何事もなかったかのように妻と娘が待つ家に帰宅。…

“あたかも宙空に張り巡らされた蜘蛛の巣か”

こういう世界もあるのですね。非常に著名な方のようですが、知らずにいました。「書業55年・還暦記念」──1945年生まれの書家。著作も結構ある。今月、日本橋三越本店で展覧会が開かれるそうです。そのPRのビジュアルに驚いたわけで。 ◎『書はアートだ! 石川…