2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

“大人気キャラクター101人の魅力に迫る!”

(買ったのは少し前ですが) ◎『ライトノベルキャラクターズ完全ファイル』宝島社(ISBN:4796647716) こうした趣向の企画、どこかが出すだろうと待っていたが、宝島社から発行。まあ順当ではある(意外と『日経キャラクターズ!』が早く手をつけるかとも思っ…

“バカバカしくも素晴らしい風景”(白亜右月)

さしたる予備知識もなく、半ば衝動買い。ほぼ半分が、OVA『爆裂天使』の版権イラスト、スケッチなどだ。“腕”の表現が印象に残る。対して“脚”の表現についてはややこだわりがないように映るのだが、どうか。オリジナルを含め、輪郭線を弱めたイラストの方が、…

時間と空間が無化する中心点(グラウンド・ゼロ)

(『ローレライ』についてのメモ) 時計と青空 誰の上にも平等に在るもの。それは死と空──。 そのようなことを意識してきた私が、『ローレライ』を観ていて気付いたのは、なんだ、それって「時間(の界面)」と「空間(の界面)」を言い替えたものじゃないか…

“ひろったらとどけて下さい”(樋口真嗣)

(『ローレライ』DVDの発売を機に、断片的に思いついたことをメモ) 征人とパウラ 征 人「(パウラを見る)パウラは…なんのために戦ってきた?」 パウラ「考えたこと…ない…」 征 人「ないって…。なんか、ないのか?」 パウラ「ユキトは?」 征 人「え…そりゃ…

“何でわたしは裸の女の子を絵に描いてきたんだろう”

神田サオリさん──刺青を思わせる作風に惹かれる。ライヴペインティングやボディペインティングも行っているとのこと。アミューズメントメディア総合学院の公式SITE内“Voice from Character Designers!”で知りました。現在、イラスト原画展を開催中。 画師SIT…

“魂の叫びにテイク2はない”(樋口真嗣)

昨日は「爆裂」、本日は「爆発」、そして主題は何とまた「爆裂」に回帰するのだった──。『特撮エース』の連載が単行本になったので一気読み。未読の回もあったので助かる。 ◎『福井晴敏×樋口真嗣 爆発道場』福井晴敏+樋口真嗣(著),角川書店(ISBN:40488392…

“爆裂人間”の系譜

最新の『映画秘宝』2005年10月号で人体損壊を見世物として描いた映画を特集している。これは素晴らしい企画。扉のキャッチを拾うと“切株映画”“これが首チョンパ映画の世界だ!”“人体バラバラ映画大集合!”とある。“本誌読者待望企画No.1!”とも。 ここでは「切…

“失速していった科学技術信仰の代わりに、美少女のポスターとか、そういったものが”

森川嘉一郎さんのアイデアかと思っていたら、違った。“巨大(化)女性”その4 ■制服美少女系 ◎『新横浜ありな in アキハバラ』造形企画制作:海洋堂,原型師:大嶋優木 (2004) 「ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展」日本館の公式カタログに“おまけ”…

“虎児と竜二の功罪”

『東京人』2005年9月号の特集「落語が来てる!」を拾い読み。私に合いそうなのはここだな。 ◎SWA(創作話芸アソシエーション) SWA!すわっ!(BLOG) 林家彦いち ||--hikoichi.com★--||(公式SITE) 三遊亭白鳥 三遊亭白鳥公式ホームページ(公式SITE) 神田…

ドイツ(館)と国勢を競ったソ連の万博モニュメント

前者は本日知ったネタ。“巨大(化)女性”その3 ■国民モニュメント系 ◎『労働者とコルホーズ女性像』ヴェラ・ムーヒナ (1936) ハンマーを持った労働者と大鎌を掲げた女性。1937 年 のパリ万博「ソビエト館」を飾った後、モスクワの「国民経済達成博覧会場」に…

次があるとすれば誰だ?

昨日に続き。“巨大(化)女性”その2 ■レプリカント・アイドル系 ◎ローリング・ストーンズ『ラブ・イズ・ストロング』Love Is Strong (1993, PV) ビデオクリップで知られていた頃のデビッド・フィンチャー監督の代表作。巨大化するのはローリング・ストーンズ…

フェチの対象とも言われているが

思うところあってメモ。“巨大(化)女性”その1 ■半裸美女(アマゾネス)系 ◎『妖怪巨大女』Attack of the 50 Foot Woman (1958) 監督:ネイザン・ハーツ(ジュラン) 美術監督出身のネイザン・ジュランは、同年に『シンバッド七回目の航海』を監督。後にテレ…

脈絡がないな(苦笑)

◎『バンジージャンプする』監督:キム・デスン(2001年・韓国) そういう話か!と判明したところで時半ば。イ・ビョンホンあっての作品。改めて予告編を見ると嘘はない…。が、上手くないな。 (2005/08/06,DVD) ◎『クライシス・オブ・アメリカ』監督:ジョナ…

“ああいった黄泉にいるのがいまの人間なんだ”(押井守)

冥府めぐり系のファンタジー(現実として擬装された冥府を主人公らが彷徨するファンタジー)の浸透(と流行)に大きな影響を与えた一つに、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の存在があるのではないかと思う。監督自身による『イノセンス』の解…

なるほどフランケンシュタインと来たか。

(やっと忙しさから解放された。7月に遡ったことも含め、順次、メモっていきます)◎『亡国のイージス』監督:阪本順治(日本・2005年) 監督の人選は適任。演出に文句はない。カギはやはり編集(ウィリアム・アンダーソン)だろう。この淀みの少なさが、正…