次があるとすれば誰だ?


 昨日に続き。“巨大(化)女性”その2


レプリカント・アイドル系


ローリング・ストーンズ『ラブ・イズ・ストロング』Love Is Strong (1993, PV)
ビデオクリップで知られていた頃のデビッド・フィンチャー監督の代表作。巨大化するのはローリング・ストーンズのメンバーだが、女性(モデル?)も同サイズで登場。


松浦亜弥『ドッキドキ!LOVEメール』 (2001, PV)


ソニンカレーライスの女』 (2002, PV)


後藤真希『ライオン 制汗デオドラント剤「Ban」』 (2004, CM)


井上和香『プロミス』 (2005, CM)


*意外に言及されることが少ないが、PVやCMで描かれる巨大女の源流に『ラブ・イズ・ストロング』を配置しておく必要があるだろう。ハイエンドの映像ツールflameやinfernoによって合成やエフェクト作業のパフォーマンスが劇的に向上し、PVやCMの映像表現が進化した。そのバリエーションの一つが、都会の実景(やミニチュアやCG)に巨大な人物を合成することだった(『ラブ・イズ・ストロング』を担当したのはデジタル・ドメイン)。ハロプロから二人、ソニン(日本のダリル・ハンナか?)、そして井上和香インパクトがある分、後追いのイメージは劣化する。そしてキワモノ化する…いや、元はキワモノだったわけだから、先祖がえりか。