ドイツ(館)と国勢を競ったソ連の万博モニュメント


 前者は本日知ったネタ。“巨大(化)女性”その3


■国民モニュメント系


◎『労働者とコルホーズ女性像』ヴェラ・ムーヒナ (1936)
ハンマーを持った労働者と大鎌を掲げた女性。1937 年 のパリ万博「ソビエト館」を飾った後、モスクワの「国民経済達成博覧会場」に鎮座していたが、現在解体。


◎『自由の女神フレデリック・アウグスト・バルトルディ (1876)


*女性がモニュメント(巨大彫像)になることは、いまだ希少であるのは間違いない。『労働者とコルホーズ女性像』について報じていたのは、朝日新聞・2005年8月20日付夕刊2面。“解体巨像 遠い復活”“モスクワ 修復費・設置場所めど立たず”とある。「数多くのソ連映画のタイトルバックに使われたことでも知られる」のだそうだが、ソ連映画には不案内のため、知りませんでした。「修復のために解体されたはずなのに、2年たっても復活の見通しが立たず、約40体に分かれて倉庫に置かれたままだ」という。ステンレス鋼製、高さ24m。ちなみにNYの自由の女神の高さは46m(台座を加えると約93m)。