韓流

“団塊リタイア層”のアイドル…

やはり“微笑貴公子”の牙城を崩したのは、ヨンエ姫(じゃなくて女官)であったか。そして、やはり白夜書房であったか。 『別冊コリア・ムービー(KoreaMovie)①』(白夜ムック220)が、“特集!「宮廷女官チャングムの誓い」とイ・ヨンエの世界”と題し、この分…

もはや私は「ライトユーザー」失格なのか。

!! “記憶リセット映画”強化月間 私の頭の中の消しゴム ナビゲートDVD ~君が僕を忘れても~出版社/メーカー: TCエンタテインメント発売日: 2005/10/21メディア: DVD クリック: 1回この商品を含むブログ (43件) を見る 劇場パンフから一箇所、監督(1971年生ま…

天国にいちばん近い“さびしんぼう”

◎『初恋のアルバム 〜人魚姫のいた島〜』監督:パク・フンシク(2004年・韓国) 過酷なメルヘン──。現世社会から離脱する想いの力によってのみ出逢うことのできる、忘れかけた幸福。それは取り戻せない「過去」ではない。記憶の海にそっと潜れば、触れること…

“「騙し」と承知しつつ「これが地面だ」と思わせるような表現を、まずは重ねていくしかない”

◎『サブカル「真」論」』編:宮台真司,発行:ウェイツ 「社会の矛盾や抑圧が解除されて幸せになり、矛盾や抑圧の生々しい記憶を持つ人が少なくなると、皮肉なことに『いいお話』をつくれる人がいなくなり、それこそ記号的な『萌え』要素の集積と戯れるような…

小学生の時に手にした『床屋医者パレ』を思い出した

◎『大統領の理髪師』監督:イム・チャンサン(2004年・韓国) まず志を買う。楽しめた。ただコメディとサスペンスを描く際の緩急や、日常の機微と時代の暗黒を反転させる際の鮮やかさが、あと少し欲しいように思った。例えば、主人公(ソン・ガンホ)をリクル…

韓国の逸材イラストレーター

『Studio ICE』という韓国のコミックスタジオのサンプル集(「CONVENTION PREVIEW EDITION」Vol.1, July 2004)を入手し、先ほどから眺めてた。取り扱ってるのはDevils Due Publishingという米国の出版社のようだ。 メーンのアーティスト(“MegaCity 909”のK…

“奇跡”など起こってない、という酷薄(誤配的)な見方も可能か。何故、蝶なのかも。

パッケージのアプローチが、『4人の食卓』に似てる。手に取った時と鑑賞後とでは、印象にズレを感じさせる点も同じ。本編の(特にヒロインの)イメージをストレートに移行させにくい、というのが理由なのでしょう。本国では、“オアシス”の場面をパッケージに…

やんちゃ娘の向かう先は?

『復讐者に憐れみを』を観てて、東てる美を思い出したりも(誰それ?って言わないで)。“革命少女”を配役するというのは結構、良い狙いだったんじゃないか。ただ、演出が硬かったせいか、魅力をいかしきってないようにも感じた(パク・チャヌク監督は、あそこ…

『サブウェイパニック』と『ジャガーノート』、どちらもおすすめ!(Amazon)

『サブウェイパニック』系列のクライム・サスペンスだろうと勝手に想像してました。ところが。『ダイ・ハード』系列*1のスーパーヒーローアクションという、おそらく韓国映画としては新趣向の骨格に、“韓流”濃度のメチャ高い(国家と個を巡る)復讐譚と感傷…

国内アニメーター空洞化に先手打つ? GAINAX

昨日の当BLOGに記した韓国アニメ『ワンダフルデイズ』を中心に、“あのガイナックスが韓国アニメを配給。韓国アニメ界の現状”という記事が。『SPA!』2005年5月3・10日号からです。 “韓国アニメと韓国にゆかりの深い作品”として紹介されてるのが以下の8本──。 …

川尻監督が押井監督のスタッフで撮ったような(オネアミス味も?)

なんだ!? この量塊感の持続するアニメートは。 しかも破綻があまり見られない。川尻善昭監督の作品あたりが、研究し尽くされているのではないか。プロダクションIGが切り開いてきたような色彩設計も、しっかりと移植されてるようだし。アニメだけでなく、ゲ…

この“昔々”というクリシェは不可避なんでしょうか

非常に遅ればせながら、四天王の2人が競演(およびイ・ウンジュさん)のこの映画を鑑賞。長尺だと、なかなか手が出せなくて…。 ◎『ブラザーフッド』監督:カン・ジェギュ(2004年・韓国) 企画力と演出におけるスタミナは傑出していると思うんです、カン・ジ…

初級者のメモ

『スターログ日本版』24(2005 SPRING)の韓国映画は女優で観る!>に触発されメモる。行き場を失いがちな韓国女優のニュースが、こういうところに流れてきてる。ともあれ貴重な情報源(コーナー担当は映画評論家の塩田時敏さん)。「ハジけたコメディエンヌぶ…

初級者のメモ

『キネマ旬報』NO.1427(2005年4月下旬号)のに触発されメモる。キネ旬では『人魚姫』のレビューの中で「韓国の若手女優が異口同音に、「目標にしたい女優」として名を挙げる」「「血も涙もなく」(02)では激しいアクションに挑戦した。その変貌ぶりはさし…