“Repliee Q2では,実在の人物をもとににてデザインされています”(誤字まま)


 先月末の報道ですが、切り抜いてあったので。2006年1月30日付・日本経済新聞朝刊(21面・科学)からです。キャッチは、“ロボに皮膚の触覚 阪大などセンサー 3倍伸ぱしても大丈夫”。──「皮膚型センサー」と呼ばれる領域があることを、不勉強のため、知りませんでした。

 ロボットの体に人間のような触覚を持たせる新しい皮膚型センサーを、大阪大学などのグループが開発した。ゴム板状で、人間の手で引っ張ったり曲げたりしても壊れない。家庭用ロボットの全身をセンサーで覆う。人にぷつかったら自動的に止まったり、なでると喜んだりするロボットが実現できそうだ。
 開発したのは石黒浩教授やロボット産業育成施設のロボットラボラトリー(大阪市)などの研究グループ。厚さ四ミリメートル程度のケイ素樹脂製ゴムに、力を感じる薄膜センサーを埋め込んだ。十センチ角当たり三十六個あり、「圧迫される」「なでられる」といった様々な感覚を検知する。元の三倍に伸ばしたり、丸ごとひねったりしてもセンサーとして正常に機能する。

 目の前の実用性としては、むしろ高齢者・障害者向けの生活支援機器に適用することが考えられているようで、「ハンドルにセンサーを巻いておき、握り方によって速度を制御する電動式の移動介助機器も実現できる」とのこと。


 さて。この石黒研究室のSITEを訪問して知ったのは、「リプリー(Repliee)」と名づけられたロボットの存在。愛知万博で「リプリーQ1 expo」として展示されたそうなので、知る人ぞ知るものなのでしょう。BBCが報じたりもしている。ロボットにはそれほど関心はないのですが、これは実物を見てみたい感も。まさに『Hotwired Japan』が引き合いに出している。私も、やはり(これ)を連想しました。


関連SITE
知能ロボット学研究室(石黒研究室) ※動画のデモがありますよ


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