HARUKAは、例えばこんな事をしゃべります。「HARUKAは3Dフローティングビジョンの映像なんです」


 裸眼立体視の技術。このニュースは見落としていました。9月30日付でリリースされたものなのですが、どういうタイミングなのか朝日新聞 2005年12月3日付・朝刊13面(経済)に取り上げられていて、それを読んで知ったしだいです。


◎パイオニア株式会社 : 報道資料(2005年09月30日付)
〜裸眼立体システム「3Dフローティングビジョン」がさらに進化〜 空中に絵を描いたり、空中のウィンドウを操作したりできる立体映像 ユーザーインターフェース「フローティングインターフェース」を開発


 朝日新聞には触れられていませんが、この技術を使った「3Dコンパニオン」嬢が開発されていて、「CEATEC JAPAN 2005」でお披露目されています(どのあたりに“萌え”の要素があるのか、私にはピンと来ないのですが)。

(前略)
 「3Dコンパニオン HARUKA」は受付窓口を模したオブジェクトに搭載された3Dフローティングビジョンに受付嬢であるHARUKAが座り、来場者のアクションに応じるというもの。オブジェクトにはセンサーが取り付けられており、来場者が近づくとHARUKAが立ち上がって音声による挨拶もする。映像に触れようとすると「キャッ」と言いながら「避ける」などのアクションを行なう仕掛けだ。なお、これら各コンテンツには現在のところAIなどの学習機能は搭載しておらず、あらかじめ設定されたアクションを行なうようになっている。

 HARUKAのデザインは「“萌え”を意識した」(会場スタッフ)という。会場に2台ある3DコンパニオンHARUKAのうち、1台は通常の会社員をイメージした音声だが、もう1台にはいわゆる“アニメ声”の音声を搭載した徹底ぶりだ。

 3Dコンパニオン HARUKAはパイオニアグループのパイオニア精密から2006年に販売する予定。会場スタッフからは「可愛くできたので、販売した後で盗まれないようにするにはどうしたらいいか考えている」との声もあった。
INTERNET Watch(2005年10月05日付)“パイオニアが3D画像に触れて操作するインターフェイス、萌えキャラも出展”


◎パイオニア株式会社 : 商品情報 : 3Dフローティングビジョン
3Dコンパニオン HARUKA (仮称)


 それで。上の公式情報にたどり着いたところ、今週後半に“この娘”の出場するイベントがあることがわかったのでした。


立体Expo'05(立体映像産業展2005)
2005年12月7日(水)-9日(金)  パシフィコ横浜 10:00-17:00(最終日は16:00まで)
主催:立体映像産業推進協議会 協賛:3Dコンソーシアム